臭いは気体であり、それを人間の鼻という感覚器が感じとります。

「液体や固体の臭い」も、それらに含まれる気化成分が鼻に刺激を与えて感じているのです。

なので、消臭という行為には2つの工程が必要となります。

まず1つ目は、発生した臭いガス(気体)を化学変化(無臭化)させたりマスキングによる誤魔化し処理、活性炭などへの吸着させる、この3つの「発生した気体(臭い)」の事後処理です。

そしてもう1つが大事で、臭いの発生源である固体や液体の除去です。

固体は固体である手などで除去し、液体は他の液体で希釈しながら吸引除去するのが一般的です。
コレを行わずに消臭という処理は絶対に完成しませ〜〜ん!

「嫌な臭いは元から絶たなきゃダァ〜め!」なんてCM有りましたよね(古)

それからです、発生した臭いガスの事後処理はどのようなものなのか??

換気と呼ばれる空気を用いた希釈処理や、同じ気体との化学反応で無臭化する方法、吸着剤により臭いの分子を浮遊拡散させない方法(例えばキムコ)があります。

臭いは分子ですので他の固体や液体にくっついてしまうことも当然有ります。
また臭いは気体であるということがキモであり、気体は表面積が異常にデカいということを知る必要があります。

液体でのニオイ分子の化学変化には蒸気やミストを利用した消臭(次亜塩素酸水など)、固体では活性炭のシート化による吸着面積拡大で消臭技術(空気清浄機)が進化していってます。

当店が行う消臭は、クレベリンを初めとする二酸化塩素(フリーラジカルの気体分子)を液体中に封じ込めた薬品を利用します。

この二酸化塩素の消臭反応は、液体中に封じ込められた二酸化塩素が再び気体(ガス)として活性化した時点からスタートします。

なので、できる限りの臭いの元を除去し、残留している臭いの元の気化成分もできるだけ気化しやすいようにしてやることが大事なのです。

当店では冬場の乾燥しにくい環境での消臭クリーニングにはアルコール製剤を利用した希釈洗浄によって乾燥を促進(気化促進)させ二酸化塩素の反応効率をUPさせています。

二酸化塩素は即効性反応性がとても強いですが、太陽光でも直ぐに分解無害化してしまうほどの不安定さを持ち合わせているので消臭施工後の安全性が抜群に良いのが特徴です。

また、二酸化塩素ガスはプラスチックなどのバリヤーも通り抜けてしまうので水溶液においても長期保存が出来ません。(大幸薬品のクレベリンHP参照)

そうです、当店ではコストが大変かかりますが大幸薬品のクレベリン(業務用)を都度都度新鮮な効能を発揮できるスパンで仕入れております。(汗)